新NISAの具体的な特徴
新NISAは、2024年からスタートする少額投資非課税制度です。従来のNISA制度と比較して、以下の点が大きく変更されます。
1. 非課税枠の大幅拡大
- 年間投資枠:最大360万円(つみたて投資枠120万円、成長投資枠240万円)
- 非課税保有限度額:1,800万円(成長投資枠は1,200万円まで)
2. 非課税保有期間の無期限化
- 従来のNISA制度のように、5年や20年といった非課税保有期間の制限がありません。
- 投資した利益をいつでも非課税で受け取ることができます。
3. 口座開設期間の恒久化
- 従来のNISA制度のように、口座開設期間の制限がありません。
- いつでも口座開設・運用開始・廃止が可能です。
4. 2つの投資枠の併用が可能
- つみたて投資枠と成長投資枠の2つの投資枠を併用できます。
- それぞれ異なる投資方法に活用できます。
5. 積立投資と個別株投資の両方に対応
- つみたて投資枠は、投資信託の積立にのみ利用できます。
- 成長投資枠は、投資信託や個別株など、幅広い金融商品に投資できます。
6. 損失が出た場合の損益通算は不可
- 新NISA口座内で損失が出た場合、他の口座と損益通算することはできません。
7. 投資対象商品の拡充
- 新NISAでは、従来のNISA制度で対象外だった外国株式やETFも投資対象となります。
8. 制度の恒久化
- 新NISAは、恒久的な制度として運用されます。
9. 年齢制限の撤廃
- 従来のNISA制度では、20歳以上の方が対象でしたが、新NISAでは年齢制限が撤廃されます。
10. ジュニアNISAの廃止
- 2023年末でジュニアNISAは廃止されます。
新NISAのメリット
- 非課税枠が大幅に拡大し、より多くの投資が可能
- 非課税保有期間が無期限化され、長期的な投資が可能
- 2つの投資枠を併用することで、投資方法の幅が広がる
- 恒久的な制度となり、安心して運用できる
新NISAのデメリット
- 損失が出た場合、他の口座と損益通算できない
- 投資対象商品によっては、リスクが高いものもある
- 制度が複雑で、理解するのが難しい
新NISAは、投資初心者から上級者まで、幅広い層におすすめの制度です。 自分に合った投資方法を選択して、長期的な資産形成を目指しましょう。
参考情報
- 金融庁 新しいNISA: https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/about/nisa2024/index.html
- 野村證券 NISA(新NISA)~少額投資非課税制度: [[無効な URL を削除しました]]([無効な URL を削除しました])
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