日本茶(にほんちゃ)とは、日常の会話で用いられる用語で、つまり「日本で作られたお茶」あるいは「日本でよく飲まれる種類のお茶」といった意味合いの言葉です。今回はお茶に含まれる「カテキンの効果を紹介します。
カテキンの効用
カテキンは、日本のお茶、つまり緑茶や前茶・番茶・ほうじ茶・抹茶などに多く含まれています。血圧や血糖の上昇を抑え、高血圧や糖尿病を予防することで注目を集めているだけでなく、他にもコレステロールを低下させたり、体脂肪を減少させたりと、多くの健康効果が認められています。また、次の様な効果が期待できます。
①脂肪燃焼効果でダイエットを助けに
一定量のカテキンを摂取すると、小腸での脂肪の吸収が抑制され、血中LDLコレステロールが低下することが分かっています。研究結果では1日500㎎のカテキンを継続的にとった場合に効果が認められています。緑茶(湯のみ)1杯あたり、カテキン量は約100㎎ですので、1日5杯程度の緑茶を継続的に飲むことで効果が期待できます。
②抗酸化作用で、老化防止&美肌キープに
体内の酸化は老化や肌の衰えの原因になりますが、カテキンにはそれを予防する抗酸化作用があります。お茶に含まれるビタミンA・C・Eは、“若返りビタミン”と呼ばれ、カテキンとの相乗効果が期待できます。
③抗菌作用で、口臭やウイルスを撃退
カテキンは、虫歯や口臭の原因となる口内の細菌を殺菌します。また同じ効果で、インフルエンザや肝炎などのウイルス感染を防ぎます。「お茶でうがいすると風邪をひかない」というのは、昔からの知恵ですね。
④腸内環境を整えてお腹スッキリに
ビフィズス菌、乳酸菌など腸内の良い細菌を増やし、お通じをよくします。
お茶は、最初の一杯が最も多くカテキンを含みます。より多くのカテキンを茶葉から抽出するコツは、高温のお湯を注ぎ、少し時間をおいてから飲むこと。また、お茶をミキサーやすり鉢で粉にすると、茶葉ごと飲むことができ、栄養素を無駄なく取り込むことができます。

朝の一杯や食後、ほっと一息つきたいときなどに最適な飲み物なので、この機会にお茶の力を見直してみてはいかがでしょうか。
「あすけん」より