「最近、小さな文字が苦手になってきた」「ピントが合いづらくなった」「目がかすんだり、ショボショボする」など、目の調子が良くないと感じることはありませんか? 情報化社会といわれる現代では、知らぬ間に目を酷使してしまうこともあります。今回は、目のセルフケアのコツと、簡単なアイトレーニングをご紹介します。

目に優しい環境作り
普段目をよく使うときの環境をちょっと見直してみましょう。パソコンを使うときの状況を例として挙げますが、机の上などで細かい作業をするときや、読書をするときなども、同じようにチェックしてください。
パソコンの画面は目線が下向きになる位置に
パソコンなどの画面は、目線が水平よりもやや下になるように、机や椅子の高さを調整しましょう。目線がやや下向きになることで、まぶたが眼球の上に自然にかぶさり、目が乾きにくくなります。作業をするときは、首を曲げずに、目線だけを下に向けて作業するのがポイントです。

パソコンの画面は部屋の明るさと大差ないように

パソコンの画面は、明る過ぎて目に負担をかけないよう、適度な明るさに設定を調整します。また、夜間など、パソコンの画面の明るさと部屋の照明の明るさに大きな差が出ないように心がけましょう。暗い部屋の中でパソコンの画面だけを明るくして作業すると、目に負担がかかりますのでお気をつけください。
冷風が目にあたらないように
夏にかけてはエアコンや扇風機を使う機会が増えますが、その風が目に直接あたると目がとても乾燥しやすくなります。エアコンの風向きを調整したり、机の向きを変えたりして、風が目に直接入らないようにしましょう。
アイトレーニングで目をリラックスしましょう
ここで、すっきり、くっきりを目指すアイトレーニングをご紹介しましょう。どのトレーニングも、長い間行う必要はありません。毎日少しずつ、目を使う作業をした後や、ちょっとした空き時間などに行ってみてください。
トレーニングー1

トレーニングー2

トレーニングー3

どうですか、少しすっきりしたり、気分が軽くなった感じがしませんか。簡単なアイトレーニングでリフレッシュして、くっきり快適な毎日をお過ごしください!
目のケアのポイント
ポイント-1 作業の後

目を温めることで、目のまわりの血行を促す効果が期待できます。目を使う作業を終えた後などに、目を閉じて両まぶたに蒸しタオルをのせるといいでしょう。ただし、目が充血していたり、炎症を起こしているときは、目を温めないようにしましょう。少し目が充血しているときは、冷たいタオルなどで冷やします。
ポイント-2 首や肩のまわりをリラック

パソコンやスマートフォンなどを使っていると、どうしてもうつむき姿勢になって首や肩のコリを感じるようになります。首や肩のコリは目にも負担をかけることになるので、首や肩のまわりをリラックスさせましょう。首をスッと伸ばして正面を向き、両肩をグッと上げ、続いてスッと肩の力を抜きます。これを数回繰り返しましょう。
ポイント-3 紫外線に注意

紫外線の浴び過ぎは、肌だけでなく、目にもダメージを与えることが分かっています。特に、これから夏にかけては空からだけでなく、路面からの照り返しで多くの紫外線が目に入ってくるので、外出時はUVカット加工の施されたサングラスやメガネの着用をおすすめします。

目も歳とともに衰えてきます、きおつけましよう