「カリウム」と「ナトリウム(塩分)」は血管に働いて、血圧を均等にしてくれています。「ナトリウム(塩分)」が多くなると血圧が上がります、この時に「カリウム」が充分あると余分な「ナトリウム」を排出してくれます。
カリウムの働きは
1.体の水分のバランスを調整する
細胞内の水分にはカリウムが、細胞外の水分にはナトリウムが含まれ、それぞれがポンプのように働き、常に適正な濃度を保つよう水分バランスを調整しています
2.ナトリウム(塩分)による血圧の上がりを抑制くてくれる
「カリウム」は、ナトリウムの尿中への排泄をしやすくし、ナトリウムの摂りすぎによる高血圧の予防に役立ちます。
3.筋肉の働きを良くする
ナトリウムと相互に作用して、筋肉の働きを正常に保つ働きがあります。
「カリウム」が多く含まれる食材・食品

特に葉野菜、果物に多く含まれます。
食材 | 含有量 |
ほうれん草(100gあたり) | 690mg |
里芋 (100gあたり) | 560mg |
モロヘイヤ (100gあたり) | 530mg |
焼き芋 (100gあたり) | 260mg |
鯛・アジ(焼き魚) (100gあたり) | 510mg |
バナナ(1本 100g) | 360mg |
納豆(50g 1パック) | 330mg |
昆布(乾燥 5g) | 250mg |
その他にも、野菜(とうもろこし・トマト)、果物(アボカド・キウイ・スイカ)、肉類(鶏ささみ・豚ひれ肉・牛もも肉)、魚介類(イカ・子持カレイ・うなぎ)にも含まれています。
カリウムの一日の摂取量は
男性(15歳以上)は300mg以上、女性(15歳以上)は260mg以上です。
高血圧症の方の場合・・血圧のリスクを減らすには、カリウム摂取量が通常より多めの1日3500mgが良いとされています

